中国の携帯電話ユーザー10億突破=北米の3倍規模―サービス向上が大きな課題

Record China    2012年3月6日(火) 8時31分

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3日、中国の携帯電話ユーザーは10億を突破した。高機能携帯電話の普及とサービス向上が今後の大きな課題。写真は中国通信機器大手・中興通訊(ZTE)製のスマートフォン

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2012年3月4日付の中国広播ネットの報道によると、中国の携帯電話ユーザーは3日で10億を突破した。専門家は、喜びを表す一方で、規模が大きければ品質が良いというわけではなく、携帯電話産業のサービス水準向上は急がれる課題であると指摘した。

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専門家の項(シアン)氏は、「ユーザー数10億という数字は、およそ北米の3倍にあたり、欧州の総ユーザー数を上回る。これは、中国通信産業の発展が目覚ましく、中国という市場がチャンスに溢れ、誰もが狙う一大市場となったことを意味する」と述べた。

また、工業と情報化部が公表したデータによると、中国10億の携帯電話ユーザー数のうち、モバイルインターネットユーザーは3.6億人で、3Gインターネット普及率は13%しかなく、潜在的な成長力は大きい。

さらに項氏は、「現在10億のユーザーのうちほとんどが一般ユーザーで、彼らが使う機能といえば、通話やメールといったローエンドの機能がほとんど。スマートフォンがますます増えている現状で、多機能の携帯電話をいかに普及させるかは今後の大きな課題

だ」と話した。

一方、工業と情報化部電信研究院の陳(チェン)エンジニアは、「スマートフォンと3G業務の普及は情報化の向上を意味しているが、ユーザーの生活をより便利にするというのであれば、サービスの向上は不可欠である」とみている。

また陳氏は、「問題は、いかに大衆化を図るかである。アップルのIOSのような専門知識がなくては使いこなせないようでは話にならない。現在中国の通信業界に足りないものは、ハードウェアではなく、ソフトウェアやサービスである」と話した。(翻訳・編集/内山

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