演習の砲声で鴨が突然死、村人が軍に賠償求める―江蘇省南京市

Record China    2012年3月9日(金) 8時1分

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7日、南京軍管区で行われた演習の砲声で飼育していた鴨が驚いて死んでしまったとして、近隣の村人が賠償を求めていたことが分かった。資料写真。

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2012年3月7日、中国人民解放軍の機関紙・解放軍報によると、南京軍管区で行われた軍事演習の砲声で飼育していた鴨が驚いて死んでしまったと、近隣の村人が死んだ鴨を手に賠償を求めた。

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南京軍管区のある将兵たちが演習場で訓練を行い、100発余りの砲弾をすべて目標に命中。充実した演習内容に将兵たちは意気揚々としていたが、そこに演習場の近くの村に住む住民2人が死んだ鴨を袋に詰め賠償を求めにやってきた。村人は「砲撃の振動とごう音に驚いて鴨が死んでしまった」とし、被害額はざっと数千元(1元=約13円)に上ると主張している。

話し合いは部隊長と賠償を求める村人、そして現地村政府の幹部を交えて行われた。村人は演習が原因だとして全額賠償を求めたが、部隊側は養鴨場が部隊の敷地を占用していることや、演習は非戦時軍事活動に当たり、軍事活動における保障は法的な既定が存在しないため賠償できないとした。

その後、部隊が法律専門家に相談。改めて村人と現地村政府の幹部と協議を行い、軍が村人に賠償の意向を伝え、お互いがこれを了承した。記事は任務遂行を確保した上で、一般市民への損害を可能な限り生じさせないようにすべきだと指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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