中国120万人のスキーヤーの多くが地元のスキーリゾートを避け日本へ向かう理由―香港紙

Record China    2018年4月27日(金) 6時50分

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23日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど「なぜ中国の120万人のスキーヤーの多くが地元のスキーリゾートを避け日本に向かうのか」と題する記事を掲載した。資料写真。

2018年4月23日、中国メディアの環球網は、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストがこのほど「なぜ中国の120万人のスキーヤーの多くが地元のスキーリゾートを避け日本に向かうのか」と題する記事を掲載したことを紹介した。

それによると、サウスチャイナ・モーニング・ポストの記事は「世界各地のスキーリゾートで中国語が聞こえてくるが、日本ではそれが特に顕著だ」とし、2017年の中国スキー産業白書によると、中国に120万人いるとされるスキーヤー・スノーボーダーの半数超が海外へスキー旅行に出かけた経験があること、日本はスイスやイタリア、カナダよりも人気の旅行先であることを紹介した。

スキーブームの中国ではこの10年間に700を超えるスキーリゾートが建設されているという。記事は「だが厳しい気候、高い価格、標準以下のサービスが、中国のスキーヤーを外国へと向かわせている」と指摘する。北京から日本のスキーリゾートを訪れたある男性は「数年前までこのリゾートを知っているのは中国のコアなスキーファンだけだった。だが今では中国人客でごった返している」と話しているという。

記事によると、中国新疆ウイグル自治区にあり「中国人スキーヤー公認のリゾート」と呼ばれていたアルタイマウンテンスノーパークは数週間前、休業を発表した。中国国内で黒字を出しているスキーリゾートはわずかしかないという。

記事は、「2022年に北京で冬季五輪が開催される中国では、政府がウインタースポーツに国民を参加させる取り組みを行っている」とし、中国のスキー業界関係者の話として「この業界は過去2年間に急成長し、スキーは今や大衆スポーツになっている。こうしたブームは指導者の需要にもつながっている」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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