中印首脳が非公式会談、国境めぐる緊張緩和で一致―米メディア

Record China    2018年4月29日(日) 13時50分

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28日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、中国の習近平国家主席とインドのナレンドラ・モディ首相が、国境紛争をめぐり平和を維持することで合意したと報じた。

2018年4月28日、米ボイス・オブ・アメリカの中国語版サイトは、中国の習近平国家主席とインドのナレンドラ・モディ首相が、国境紛争をめぐり平和を維持することで合意したと報じた。

記事によると、両首脳は中国湖北省の武漢で2日間の非公式会談を行った。中国外交部の孔鉉佑(コン・シュエンヨウ)副部長は28日のブリーフィングで、「中印関係の節目となる会談だ」と述べた。

インド外務省は28日、ヒマラヤ山脈の高地をめぐる中国との国境紛争について「軍隊間のコミュニケーションを改善することに合意した」と発表した。インドのビジェイ・ゴケール外務次官は「両首脳は、両国が対話を通じて意見の相違を処理できる成熟と知恵を持つことで同意した」と述べた。

武漢での会談で、両国はいかなる協議や条約にも署名しなかったという。

記事は、中印関係について「モディ氏が政権を掌握した14年以降冷え込み、昨年はヒマラヤ山脈のドクラム高地で双方の兵士による数カ月のにらみ合いが発生した」とし、「両国は、対話を通じて長期にわたる国境紛争を解決することに全力で取り組んでいると繰り返し述べてきたが、紛争の解決において大きな進展は見られなかった」と伝えた。

記事によると、中国主導の経済圏構想「一帯一路」に、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方での大規模プロジェクトが含まれることに懸念を示すインドに対し、孔氏は「中国は、インドに『一帯一路』の受け入れを強制することはない」と述べたという。(翻訳・編集/柳川)

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