墓周辺に遺棄、べん髪のミイラ見つかる―福建省寧徳市

Record China    2012年3月22日(木) 10時6分

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17日、中国・福建省寧徳市霞浦県で、盗掘に遭った清代の墳墓から、保存状態のミイラが発見された。墓の主は清代の官吏だという。

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2012年3月17日、中国・福建省寧徳市霞浦県で、盗掘に遭った清代の墳墓から、保存状態のミイラが発見された。墓の主は、清代の官吏だという。海峡都市報の報道。

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金糸で龍の刺しゅうを施したシルクの上衣は、この人物が清代の官吏だったことを表している。べん髪を結った男性は、130年前の1882年に埋葬された文官正五位の奉政大夫(現在の市政府上層部に相当する職位)で、酸素の流入が遮断された墓室の密閉状態と、当時の防腐処理の技術から、ほぼ完全な状態のミイラとして現在まで残っていた。しかし、墳墓がこのほど手荒い盗掘に遭遇し、ミイラは副葬品の数々を持ち出される際に地上へ引っ張り出され、墓の傍らに遺棄された状態で発見された。

このミイラは墓碑に記された堂号から、付近一帯に代々伝わる王氏一族のものと判明。現在も県内に住んでいる子孫の代表者は、ミイラを研究用として無償で県博物館に提供する意向を示した。(翻訳・編集/愛玉)

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