2012年3月21日、中国・山東省棗庄市の現地警察は、狼の目撃情報があった銀庄村の近くの山を捜索した。同市では19日に別の場所で人が野生の狼に襲われ、やむなく狼を射殺していた。その翌日に銀庄村の数人から狼らしき動物を見たとの通報を受けた。斉魯晩報が伝えた。

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当局の職員は村人と捜索隊を編成し山で捜索を行った。銀庄村は狼に襲われた村から15kmほどしか離れていないため、捜索隊は一帯をくまなく捜索したが、狼の痕跡を見つけることはできなかった。

一方、村の年配者で村人が目撃したのは野生の狼ではないと指摘する人もいる。その村人の話によると、目撃された動物は一般的な野生の狼よりも大きな体をしており、人を襲った狼の毛色も違っていたという。

今回の捜索活動には付近の村人を合わせ100人以上が参加したが、今のところ狼につながる手掛りはつかめていない。（翻訳・編集/内山）