「情勢を原点に戻すことも」北朝鮮が突然米国を非難した理由は?=「非核化するまで信じてはならない」「そろそろ本性が…」―韓国ネット

Record China    2018年5月7日(月) 11時40分

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6日、韓国メディアによると、韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との間で先月27日に「板門店宣言」が発表され、北朝鮮が軟化姿勢を見せる中、北朝鮮メディアが米国を非難する声明を発表した。資料写真。

2018年5月6日、韓国・SBSによると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との間で先月27日に「板門店(パンムンジョム)宣言」が発表され、北朝鮮が軟化姿勢を見せる中、北朝鮮メディアが米国を非難する声明を発表した。

北朝鮮の国営放送の朝鮮中央通信は同日、「板門店宣言が(米国による)制裁と圧力の結果であるかのように世論を誤って誘導しており、北朝鮮が核を放棄するまでは制裁と圧力を緩めないとしつつ、戦略資産を朝鮮半島に引き込んでいる」と主張。また「北朝鮮を意図的に刺激する米国の行為は、せっかく準備された会話の雰囲気に水を差し、情勢を原点に戻すことになるだろう」と威嚇したという。

このような北朝鮮の反応について、韓国の専門家は「(米朝首脳)会談を駄目にしようとする意図というより、内部の結束を固めて交渉の主導権を失わないための『終盤の主導権争い』」と説明しているという。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「狼(である北朝鮮)をペットと勘違いしている文在寅大統領は、きっと後で取って食われる」「北朝鮮が完全に非核化するまでは信じてはならない」「今まで何度だまされたと思っているんだ」「金正恩はまだミサイルや核を放棄すると明言していない」など、北朝鮮への不信の声が多く寄せられた。

また「トランプ大統領が言うように、北朝鮮が核を完全に廃棄するまではいかなる支援の実施や制裁の解除をしては駄目だ」と、北朝鮮への制裁継続を支持する意見や「そろそろ本性を現してきた」と警戒するコメントもみられた。(翻訳・編集/三田)

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