2018年5月7日、韓国・デイリアンは「国際舞台に出て正常国家体制を固めようとしている北朝鮮は最近、韓国や米国への非難を控えているが、日本だけは例外」とし、その意図について伝えた。

記事によると、米国を「帝国主義の侵略者」、韓国を「米帝のかいらい」と表現してきた北朝鮮は最近、トランプ大統領を「米国の執権者」、文在寅（ムン・ジェイン）大統領と夫人を「文大統領夫妻」と呼ぶなど批判的な言動を控える一方、日本に対しては批判を強め、緊張感を高めているという。日本は最近、北朝鮮との対話に言及して和解の合図を送っているが、北朝鮮は日本について「朝鮮半島の平和の動きに無賃乗車している」などと指摘し、日朝首脳会談の開催可否をめぐって駆け引きを行っているとのこと。

北朝鮮がこのように日本を批判し続ける理由について、韓国では「対北朝鮮制裁に積極的な日本の態度を警戒する一方で、米朝会談後に開催される可能性のある日朝会談で主導権を握るための戦略だ」と分析する声が出ているという。

これについて、韓国のネットユーザーからは「正直、朝鮮半島の統一に日本は必要ないのでは？」「日本は何を考えているか分からない。いつ朝鮮半島を攻めてくるか分からない。だから信じてはならない」「北朝鮮の言葉は正しい。日本に気を使っている暇はない」「米国も日本も中国も信じず、私たちだけの力でやってみよう。韓国と北朝鮮がお互いだけを頼って生きてみよう」など、韓国と北朝鮮だけで朝鮮半島の平和を構築していくべきと主張する声が多く寄せられている。

一方で「日本とは仲良くした方がいい。日本を攻略すれば米国も攻略できるから」「幼稚な振る舞いをしていては正常な国家として認められないよ」と指摘する声も上がっている。（翻訳・編集/堂本）