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23日、中国網は、中国富裕層の資産海外移転について報じた。英紙の調査によると、その額は過去10年で1200億ドル(約9兆8900億円)を超えるという。写真は2007年、鄭州市の銀行。「反マネーロンダリング」の横断幕がかけられている。
2012年3月23日、中国網は、中国富裕層の資産海外移転について報じた。英紙の調査によると、その額は過去10年で1200億ドル(約9兆8900億円)を超えるという。
先日、ある銀行の地方支店長が数億元の資産を持って海外逃亡したニュースが注目を集めた。汚職官僚、国有企業幹部の横領と海外逃亡、あるいは富裕層の資産海外移転が注目を集めているが、資産持ち出しにどのような手法が使われているかが明らかになりつつある。
資金移転の手助けをしていると疑われているのが外資系銀行。中国と海外の双方に店舗があるだけではなく、顧客の秘密を守る意識が中国系銀行よりも高いという。しかし外資系銀行といえども資金移動をすれば必ず記録が残され当局のチェックを免れることはできない。
結局、違法な資金移転の手段となっているのは「銭庄」と呼ばれる地下銀行だという。地下銀行の口座に金を振り込むと、同額を海外の口座に振り込んでくれる方式が一般的だ。ペーパーカンパニーを設立し、輸入代金を装って海外に送金する手段もある。この手段も地下銀行が支援するという。コストが高くつくのが問題だが、金融当局の監視を免れることができ、安全性が高い。(翻訳・編集/KT)
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