<中華経済>スマートフォン普及で苦境の低機能携帯電話製造企業=数百社が倒産、存続には変革必要―中国

Record China    2012年3月27日(火) 7時33分

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26日、中国・広東省深セン市の携帯電話製造工場団地「Silicon Valley Power」は、スマートフォンの勢力拡大の波に飲まれ、閉鎖した。写真は中国・北京市のスマートフォン販売店。

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2012年3月26日、中国・広東省深セン市の携帯電話製造工場団地「Silicon Valley Power」は、スマートフォンの勢力拡大の波に飲まれ、閉鎖した。捜狐ITが伝えた。

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深セン市は世界の携帯電話産業の中心都市だが、今では工場の閉鎖が珍しくない。今や消費者は質を求め、ブランド意識が高まっている。また3Gサービスの登場により、携帯電話でインターネットに入る消費者が増えた。さらに通信会社の促進販売により大手ブランドとの価格の差が縮まり、結果的に低機能携帯電話製造企業のシェア縮小につながった。2011年の低機能携帯電話販売量は7%下がり、約1億8600万台で中国携帯電話販売総数の42%にとどまったとみられ、2012年の販売量はさらに30%に下がると予想されている。

市場変化により、携帯電話製造企業は数百社倒産したが、一方で、変革はチャンスだとみる専門家もいる。専門家は、自社ブランドの確立や、差別化を図り、販売を特定のターゲットに絞ったり、発展途上国に進出するのも一つの方策と指摘している。

実際、南アジアやアフリカでは3Gの普及が遅れている。また、これらの国では多くの消費者が字を読めず、スマートフォンを買えるほどの収入もない。そのため、このような国では今後2〜3年は低機能の携帯電話が主流となるという。(翻訳・編集/内山

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