2012年3月31日、ラーメンの本場・中国で、そのまた本場といえば「蘭州ラーメン」が有名だが、地元・蘭州大学の包国憲（バオ・グオシュエン）教授が「地元を離れると名ばかりの店が多い。産業化して規格を統一すべきだ」と提言している。中国新聞網が伝えた。

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本場中の本場として知名度の高い「蘭州ラーメン」は、清の嘉慶年間（1796年〜1820年）に誕生してから200年以上の歴史を誇る。蘭州以外の中国全土でも「蘭州ラーメン」の看板はいたるところで目にすることができ、最近では欧米や中東、東南アジアにも進出している。

ところが、「本場を離れた蘭州ラーメンは名前だけが独り歩きしており、味や香り、見た目は全く違ったものになっている」と同教授。「味や見た目の基準を明確化し、どこに行っても同じクオリティの『蘭州ラーメン』が食べられるようにすべきだ」と訴えている。

目指すは、マクドナルドやケンタッキーのような世界的ブランド化。教授は「トレードマークを作成し、大々的に宣伝していけばよい。行政も助成金や政策面での支援を行い、『蘭州ラーメン』のブランド化を徹底すべきだ」と熱弁をふるっている。（翻訳・編集/NN）