Record China 2012年4月4日(水) 12時5分
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3日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「いくら禁止しても日本人の中国での買春がなくならないのはなぜか」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。写真は広西・南寧で摘発された売春宿。
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2012年4月3日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「いくら禁止しても日本人の中国での買春がなくならないのはなぜか」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。
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4月1日の『アモイ商報』によると、陳(チェン)という日本語ガイドが、日本人観光客相手に買春の手引きをした罪で、懲役3年、執行猶予5年、罰金1万元(約13万円)を言い渡された。陳は2009年2月から3カ月間、日本人24人に対し、売春を計49回斡旋したという。
2004年には、日本人数百人が珠海で行った集団買春が報じられ、中国人の反発を招いた。問題は、日本人の買春が一部の人間にとって金のなる木と化していることだ。理由は二つある。一つは買春ツアー好きの日本人、もう一つは、金のために道徳を顧みない一部の中国人だ。
日本人の海外買春ツアー好きは、もはや習慣化している。庶民だけでなく、政府職員までもが買春に夢中だ。日本では、役人が愛人を囲い、中高生と「援助交際」をするスキャンダルが後を絶たない。ある外務省員は援助交際にのめり込み、自分の娘ほどの年齢の少女をヨットに乗せ、乱交パーティーなどを行っていたという。
2002年、『週刊ポスト』と、ロシアのある週刊誌が、モスクワ駐在の日本人外交官が、国会議員訪ロ代表団の集団買春を手配していたことを大々的に報じた。その人物は「友好プロジェクト」の名目でマージンを受け取り、600億円に上る公費を自由に使っていた。日本国民とメディアが憤慨したのは言うまでもない。
今回自首した陳は、違法所得2万9400元(約38万2200円)を返還した。わずか2カ月で稼ぎ出した額だというから、いかに儲かる商売なのかがわかる。金に目がくらみ、モラルを失った人間が、国内事情に通じていることを強みに日本人観光客にサービスを提供し、手軽に買春ができるようになっている。
道徳の崩壊のただ中にある中国では、金儲け至上主義が蔓延している。日本人の買春事件では、女性たちのサービスはもちろん、ホテル側の協力も窺える。日本人の買春行為と、中国人のサービスは密接な関係にあるのだ。
買春は違法行為であり、怒りを覚える。しかし、私たち自身も、ふがいない中国人が演じている薄汚い役割を反省すべきではないだろうか。(翻訳・編集/岡本悠馬)
●蒋豊(ジアン・フォン)
25年以上にわたってメディアの仕事に携わる。1999年創刊で年間発行部数324万部を誇る日本の中国語紙・日本新華僑報編集長。
※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。
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