人民網日本語版 2018年5月18日(金) 17時40分
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日本テレビは13日深夜、約45分間のドキュメンタリー「南京事件? 歴史修正を検証せよ」を放送した。番組は中日両国で集めた一次資料によって、南京大虐殺の否認や改竄を企てる日本国内の誤った動きに反論した。
日本テレビは日本の敗戦から70年にあたる2015年10月、南京大虐殺を反省するドキュメンタリーを放送して、日本国内を震撼させた。今回放送したのはその続編だ。番組内で日本兵は1937年12月16日と17日に中国人捕虜を殺害した事実を叙述し、当時中国人数万人を殺したことを認めた。番組は現存する資料と兵士の証言に基づき、CGを使用して当時の日本軍「魚雷営」の残虐な殺戮シーンを再現した。また、日本の南京大虐殺の民間研究者・小野賢二氏が南京大虐殺に加わった中国侵略日本軍第13師団歩兵第65連隊の兵士に行ったインタビューの音声や映像を多く使用した。
番組の感想をネット上に記した日本国民も少なくない。あるネットユーザーは、歴史を明確に認識するのは第一歩に過ぎず、省察を戦争再発を阻止する力に変えることが1人1人の使命だと表明した。ネットユーザー「政五郎」氏は「ドキュメンタリーは日本の敗戦後関係文書が急いで焼却され、いくつかの事実が改竄された歴史を暴き出した。大変遺憾なことに、誰もその責任を負っていない。一人の日本人として、大変恥ずかしい。戦争の悲劇が繰り返されないことを望む。歴史の真実を歪曲することは許されない」と記した。
明治学院大学国際平和研究所の石田隆至研究員は「ドキュメンタリーは日本の加害事実を認めることを拒む歴史修正主義の言辞を批判した。もっと多くの日本人にこのドキュメンタリーを観てほしい。これは正しい歴史認識の形成に役立つ」とした。
日本僑報出版社の段躍中編集長は「NHKが少し前に放送した731部隊の犯罪行為を暴くドキュメンタリーも、日本テレビが放送した南京大虐殺を反省するドキュメンタリーも、歴史を直視し、反省する日本メディア界の精神の表れだ」と述べた。「このドキュメンタリーは緻密で、深みがある」。明治学院大学の張宏波教授は「歴史の真実を広めるドキュメンタリーや作品が日本でもっと多く制作されることを希望する」と述べた。(編集NA)
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