長征ロケットの残骸が落下、立ち込めるガスに住民から不安の声―貴州省

Record China    2012年4月6日(金) 12時20分

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5日、中国でこのほど、通信衛星を載せたロケットが打ち上げられたが、ロケットの残骸(ざんがい)が貴州省の村に落下した。写真は江西省遂川県に落下した同ロケットの残骸。

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2012年4月5日、重慶晨報によると、3月31日午後6時27分(日本時間同7時27分)ごろ、通信衛星「亜太七号(Apstar 7)」を載せた「長征3号」ロケットが四川省の西昌衛星発射センターで打ち上げられたが、その数分後、貴州省鎮遠県の尚寨トゥチャ族郷にロケットの残骸が墜落した。

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墜落した残骸は4つに割れ、うち2つは山の斜面に、もう2つは水田に落下したが、水田の周辺一帯には黄色い刺激臭のあるガスが立ち込めており、呼吸もままならない状態だという。

目撃した村人によれば、銀白色のロケットの残骸がどんどん大きくなりながら近づいてきた後、村の一角に墜落。残骸がごう音とともに落下したことで、村人の多くがパニックとなり、驚いて泣き出す者や落下した物体からできるだけ離れようと子どもを抱えて逃げ出す者もいたという。

関係部門と県民政局による事故の検証が行われている。幸いなことに村人の家屋など私有財産には被害は出ておらず、死傷者もなかったという。(翻訳・編集/岡田)

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