<レコチャ広場>大気汚染だけではなく水資源問題にも関心を持とう―中国

Record China    2012年4月8日(日) 7時20分

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5日、中国人女性ジャーナリスト・閭丘露薇氏はブログ記事「私たちは借りているのか、それとも奪っているのか?」を掲載した。大気汚染と異なり、水資源の問題について世論の関心が低いと指摘している。写真は江西省の川に流れ込む廃水。

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2012年4月5日、中国人女性ジャーナリスト・閭丘露薇(リューチウルーウェイ)氏はブログ記事「私たちは借りているのか、それとも奪っているのか?」を掲載した。

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空気の汚れは四六時中私たちにつきまとうもの。それだけに健康を害する恐れのある大気汚染に人々は激烈な怒りを見せる。だが水はどうだろうか?汚れた川を見れば耐え難いと思うが、そうした感情は一時のものでしかない。

水などの自然資源は私たちだけのものではない。次世代の人々にも属しているものだ。私たちの浪費は次世代の資源を借りている、あるいは奪っているのだ。地下水の過剰採水、水資源の汚染、過剰な取水による川の断流など問題は広がっている。

政府機関が何か対策をしようとしても、民意の後押しがなければ取り組みは進まない。大気汚染については世論に押されてPM2.5計測の前倒し実施が決まったではないか。もし皆が水資源に注意を払うことがなければ、どうして政府に要求することができるだろうか。(翻訳・編集/KT)

●閭丘露薇(リューチウルーウェイ)

中国の女性ジャーナリスト。上海出身。香港フェニックステレビ(鳳凰衛視)の著名な記者で、03年のイラク戦争でバグダッドを取材した唯一の中国人女性記者として一躍名を馳せた。「戦場のバラ」と呼ばれ、中国全土で高い人気を誇る。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。

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