Record China 2018年5月20日(日) 17時50分
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19日、観察者網は、福島県いわき市で開催された太平洋・島サミットで、北朝鮮へ圧力をかけ核放棄させることで一致したと伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。
2018年5月19日、観察者網は、5月18日から19日にかけて、福島県いわき市で第8回太平洋・島サミットが開催され、北朝鮮へ圧力をかけ核放棄させることで一致したと伝えた。
記事は、日本メディアの報道を引用し、福島産の食材を使用した夕食会で、安倍首相は「広大な海で結ばれた島国同士の絆をさらに強いものとし、地域の諸課題に取り組むパートナーシップを強化していく」と語ったと伝えた。また、これに先立ち安倍首相と参加国の首脳は、東日本大震災の津波で被害を受けた福島県立いわき海星高校を訪問し、献花を行った。
報道によると、安倍首相は太平洋・島サミットでの講演で、島嶼国の海上保安能力向上のための援助を行うことを表明し、北朝鮮の「瀬取り」による制裁逃れへの監視強化についても話しあったという。
記事は、「北朝鮮問題が主な議題となるのは初めてのことで、朝鮮半島の完全非核化実現のため、国連安保理決議を含む具体的な行動を徹底して履行することで一致した」と伝えた。
首脳宣言では、「北朝鮮の生物・化学兵器を含む全ての大量破壊兵器、弾道ミサイル及び関連施設の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での廃棄に向けて、平和的かつ外交的な解決を追求することの重要性を強調した」という。
さらに首脳宣言では「瀬取りを含む北朝鮮による制裁回避戦術に対して深刻な懸念を表明」し、「拉致問題の即時解決を含め、人道上の懸念に対処することの重要性を強調した」ことも含まれたと伝えた。
ほかにも、北朝鮮への圧力を継続することや、安倍首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」も明記し、島嶼国の首脳らは南太平洋地域への日本の関与を歓迎したと伝えた。
これに対し、中国のネットユーザーから「安倍首相は存在感を示したかったのだろう」「北朝鮮は米国をも恐れないような国だ。島嶼国を集めて北朝鮮に対抗する意味があるのか?」「お金をばらまいて太平洋の小国をだまし、政治的スローガンをまとめただけじゃないのか」など、否定的なコメントが多く寄せられた。(翻訳・編集/山中)
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