Record China 2018年5月28日(月) 8時0分
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カナダ紙のグローブ・アンド・メールは24日、中国が「月の裏側」の探査を念頭に置いた中継衛星を新たに打ち上げたと伝えた。資料写真。
2018年5月26日、中国メディアの参考消息網によると、カナダ紙のグローブ・アンド・メールは24日、中国が「月の裏側」の探査を念頭に置いた中継衛星を新たに打ち上げたと伝えた。以下はその概要。
通信を中継する衛星を打ち上げたことで、年内にも実施を計画している月の探査で探査機との通信が可能になるが、月の極地に存在する「永遠の陽射しの頂」(PEL)を探査するのではないかとの懸念が出ているという。
中国が探査機を降下させるとみられているのは、南極エイトケン盆地。一帯にはPELの存在が確認されている。ほぼ常に太陽光が指す場所で、常時太陽エネルギーを受け止められることから重要なエネルギー源になると考えられている。
中国空間技術研究院の龐之浩(パン・ジーハオ)研究員によると、太陽光の利用は中国が将来的に建設する月面基地に関する重要な判断要素になるという。中国は自らの宇宙開発計画は平和目的だと主張するが、各国が懸念を深めている。(翻訳・編集/岡田)
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