行方不明の中国人五輪銀メダリストを発見、なぜかオーストラリア代表になっていた―中国紙

Record China    2012年4月9日(月) 18時12分

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8日、広州日報は、失踪していた元バドミントン中国代表の五輪銀メダリスト、黄穂選手がオーストラリア代表として公開の場に姿を現したと報じた。写真は07年、クアラルンプールのバドミントン世界選手権での黄穂選手。

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2012年4月8日、広州日報は、失踪していた元バドミントン中国代表の五輪銀メダリスト、黄穂(ホアン・スイ)選手がオーストラリア代表として公開の場に姿を現したと報じた。

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黄選手はアテネ五輪女子ダブルスの銀メダリスト、世界選手権優勝など輝かしい成績を誇った中国代表の元主力選手。2007年末に父親を亡くし引退した。その後、湖南省バドミントンスポーツ管理センターは黄を副主任に任命したが、ほとんど出勤することはなかったという。今年初頭には所在を尋ねる広告まで出されていた。

友人によると、黄は2008年末に結婚。2009年にオーストラリアに移民し、二人の子どもを産んだ。今年初頭にグリーンカードを取得している。オーストラリア代表としての試合参加は中国国家代表には連絡があったが、特に問題にはされなかったという。五輪などの主要大会をのぞき、一般の大会では国籍を取得していなくても滞在4カ月で在住国の代表になれるという。

知らなかったのは湖南省バドミントンスポーツ管理センターだけということのようだが、問題は副主任というポストだ。ある関係者によると、ほとんど出勤していないのに黄はいまだに副主任で給料も支払われているという。近年、中国で問題になっている「業務実績ゼロの給料ドロボウ官僚」なのではないか、との疑念が浮上している。(翻訳・編集/KT)

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