Record China 2018年5月22日(火) 12時40分
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21日、韓国の文大統領が米国のトランプ大統領との首脳会談のため米ワシントンに向け出国した。これに関し韓国・国民日報は「最近の北朝鮮反発の背景、米韓協調の再確認、北朝鮮非核化のための詳細なロードマップ調整など課題は山積み」と懸念を伝えた。資料写真。
2018年5月21日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が米国のドナルド・トランプ大統領との首脳会談のため米ワシントンに向け出国した。これに関し、韓国・国民日報は「最近の北朝鮮反発の背景、米韓協調の再確認、北朝鮮非核化のための詳細なロードマップ調整など課題は山積みだ」と懸念を伝えた。
記事によると、トランプ大統領と文大統領は22日(現地時間)、2人だけの会談の後に昼食会を兼ねた拡大会談を行う予定だ。政府筋は「前例のない完全な非核化の道に入ろうとした北朝鮮が、実際にトランプ政権と詳細な議題を調整する過程で予想外の要求をしているため、(非核化の動きが)停滞しているようだ」とし、「米韓首脳が北朝鮮に『非核化をすれば経済的補償などの明るい未来がある』という事実を改めて知らせる必要がある」と述べたという。
また記事は「トランプ大統領が最近の北朝鮮の態度変化と関連し、中朝関係の接近に疑問を持っている点も文大統領が積極的に説明する部分」とし、「これは非核化の議論が米韓対中朝の対立構図にならないようにするために必要な措置」と指摘している。
元外交部当局者は「米朝首脳会談で非核化の期限に合意しそれが履行された場合、いつから制裁を緩和するかなどの具体的な成果が出るよう、事前に雰囲気を作ることが韓国政府の役割」とし、「文大統領は仲裁人ではなく当事者として米朝双方をリードする役割を担わなければならない」と述べた。さらに「北朝鮮特有の揺さぶり戦術に対抗し、米韓が堅固な協調を再確認する必要もある」と強調したという。
この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「文在寅は金正恩(キム・ジョンウン)にだまされている」「北朝鮮に利用されているだけだ」「3代独裁世襲、住民を抑圧する北朝鮮を信用するのか」など北朝鮮への不信の声が上がっている。
一方で「良い成果を願っています」「文大統領を支持する。静かに見守る大多数の国民が後ろでいつも応援しているよ」など、南北関係改善に向けた文大統領への期待の声も寄せられている。
このほか「北朝鮮の相手は米国。韓国は郵便配達人に過ぎない」とやや自虐的な意見も見られた。(翻訳・編集/三田)
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2018/5/6
2018/5/21
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