Record China 2012年4月11日(水) 12時6分
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9日、人民ネットは中国の迷惑メールの現状について報道した。試算によれば、2011年中国の約10億のユーザーは全体で約1000億通の迷惑メールを受け取ったという。写真は携帯電話に送られてきた迷惑メール。
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2012年4月9日、人民ネットは中国の迷惑メールの現状について報道した。3月27日中国・工業と情報化部は、3カ月間にわたる大々的な迷惑メールの対策を実行すると発表した。具体的には、通信会社に早い段階でメールのフィルター機能を全国で実行し、ホワイトリストの管理などを求めるものだった。
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また、中国の携帯電話無料セキュリティーソフトの「360手机衛士」は2011年、7000万のユーザーに対し100億通の迷惑メールを処理したという。このデータをもとに試算した場合、中国の約10億のユーザーは全体で約1000億通の迷惑メールを受けたことになる。
迷惑メールのうち最も多いのが、金銭や商品の当選などとうたったもので、迷惑メール全体の65.2%を占める。このほか、銀行の名を騙るものは46.6%に上った。
こうした迷惑メールに対し、自ら行動に移すユーザーもいる。先月28日、あるユーザーは携帯電話に届いた迷惑メールを自身のマイクロブログで公開し、ほかのユーザーにも公開を促した。このことは大きな話題となり、さらに「360手机衛士」が加勢して迷惑メール撲滅を呼びかけた。この呼びかけにより、9日時点で参加者は10万人を超え、関連のつぶやきは40万件に迫った。
このほか、中国通信会社大手の中国移動通信が、各大手ポータルサイトのマイクロブログに掲載した、迷惑メール撲滅の意見を募集した書き込みが16万回も転載されるなど、ユーザーの迷惑メールに対する憤りが窺える。(翻訳・編集/内山)
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