2012年4月10日、武漢晨報は湖北省公安交通管理局のアニメキャラクター横断歩道に関する意見募集について報道した。話題を呼んだのは、同局が公式マイクロブログに掲載した、人気アニメキャラクター「スヌーピーとその仲間たち」のイラストが描かれた横断歩道に関する意見募集で、たちまちネットユーザーの注目を集めた。人民網日本語版が伝えた。

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書き込みの下には、1枚の写真が掲載されており、写真に写った横断歩道には、5人の可愛いアニメキャラが印刷されていた。この書き込みが発表されるとすぐに、多くのネットユーザーから反応があった。「萌え萌え〜」と歓迎する意見が多く、このような横断歩道だったら見栄えが良い上、ドライバーの注意も引きやすいと好評だった。

ユーザーネーム「大鵬鳥1978」さんは、「この横断歩道、すごくいい！すぐに横断歩道だと分かるし、赤信号を無視して横断歩道に突っ込むことのないよう、ドライバーに注意を喚起することができる。道には老人や子供が歩いているのだから！」と書き込んだ。

しかし、反対の声を上げるネットユーザーも少なくなかった。反対派は、カラフルなアニメの図案にドライバーが気を取られるのではないかと心配している。「萌萌」さんは、「横断歩道には自動車が徐行し通行人は素早く横断するよう促すという機能がある。カラフルで人眼を引くアニメに気を取られ、ドライバーも通行人も注意力を失い、交通事故が起こる可能性がある」とコメントした。

武漢市がアニメキャラ入り横断歩道を敷設するのかどうかを省公安庁交通管理局職員に確認したところ、同職員からは、「検討中で、現時点では結論が出ていない」との答えが返ってきた。

中国国内の多くの都市ではこれまでにもユニークな横断歩道が設けられている。2009年2月7日、四川省成都市合江亭付近に全国で初めて、「愛情横断歩道」がお目見えした。ボーダーの上に赤いハートマークが施され、多くの新婚カップルがここを訪れ、記念写真を撮った。

西安市にも、秦腔演劇のくま取りと関中影絵のデザインが施された2本の横断歩道が登場したことがある。しかし、登場してわずか2カ月後、ユニークなこれらの横断歩道が「道路交通安全法」の「道路交通標識は全国統一とする」という規定に違反するとの見解から、関連部門によって撤去された。（編集/内山）