Record China 2012年4月12日(木) 5時10分
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11日、数日内にも北朝鮮が実行に移すと考えられている長距離弾道ミサイルの打ち上げについて、六カ国協議の米国首席代表を務めたクリストファー・ヒル氏は、背景に北朝鮮の内部闘争があるとの考えを示した。写真はミサイルが配備されている北朝鮮・東倉里。
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2012年4月11日、数日内にも北朝鮮が実行に移すと考えられている長距離弾道ミサイルの打ち上げについて、六カ国協議の米国首席代表を務めたクリストファー・ヒル氏は、背景に北朝鮮の内部闘争があるとの考えを示した。中国最大の軍事ニュースサイト・米爾網の報道。
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今年2月末、米朝高官協議で合意したばかりの対北朝鮮食糧支援。これを反故にするかのように取り決められた今回の打ち上げ。24万トンにも及ぶ食糧支援と引き換えに、北朝鮮は核実験の一時凍結を了承したはずだった。かつて国務次官補(東アジア・太平洋担当)や六カ国協議の米国首席代表を務めたヒル氏は9日、その背景にある事情を「北朝鮮上層部の内部闘争によるもの」と分析する。
米ニュース専門放送局・CNNに寄せた同氏のコラムは、「若き指導者(=金正恩)と軍部の間に存在する内部闘争が、食糧支援の受け入れよりも国力増強を優先させた」と指摘。これについては韓国メディアも同様の見方をしている。外務省が米朝対話を通じて影響力を拡大させることを軍部が懸念しており、近い短期間内では、金正恩氏が自身の思い通りに米朝関係改善に動くことは難しいとしている。
ヒル氏は「軍事手段に訴えるのはわれわれの最終手段」としながらも、「各国ともミサイル墜落への備えは必要」と見解を示している。理想的な対応方法は目下存在しないものの、米国は韓国や中国との連携を強めて外交面を強化すべきだとしている。(翻訳・編集/愛玉)
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