2012年4月11日、中国・上海市の上海浦東国際空港の滑走路に20人ほどの乗客が侵入した。このため滑走路にいた航空機が一時待機する事態となった。中国中央電視台（CCTV）のニュースサイトが伝えた。

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滑走路に進入したのは、10日の深セン市から南京市行きの便に乗っていた乗客たちだった。同便は悪天候のため10日夜、やむなく上海浦東国際空港に着陸した。その後も天候は回復しなかったため、同便は欠航となった。

航空会社は翌日の11日午前、40人の乗客に対して南京行きの便を手配していたが、賠償に関して航空会社と意見が一致しなかったため、約20人の乗客が搭乗を拒んだ。その後乗客20人は職員の制止を振り切り滑走路に進入し抗議を行った。

抗議は5分ほどで終わり、すぐに20人の乗客を待合ロビーに誘導したため、空港の運行に大きな影響は出なかった。しかしこの一連の騒動により、彼らが乗るはずだった南京行きの便は遅延した。（翻訳・編集/内山）