生みの親に会いたい!鎖につながれた少年の叫び―福建省南安市

Record China    2012年4月14日(土) 20時27分

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11日、中国のインターネットで少年を鎖で柱につないでいる写真が注目を集めた。少年は自分が人身売買で売られたことを知り、非行に走るようになったという。そのため手に負えなくなった家族が少年を鎖で拘束した。

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2012年4月11日、中国のインターネットで1枚の写真が注目を集めた。その写真は、12歳の少年が鎖で柱につながれているというものだった。新華ネットが伝えた。

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この少年は11年前に人身売買で現在の福建省南安市に売られた。少年の養父母はすぐに離婚し、その後自分が売られた身だと知ると、少年は非行に走るようになった。

その非行がエスカレートしたため、家族は少年を鎖につないだという。少年は取材に対し、生みの親に会いたいと泣きながら訴え、そのために四川の方言を勉強していると話した。

少年の養母によると、結婚後数年間子供ができなかったため、2001年に少年の生みの親だと名乗る男女から1万8000元(約23万円)で少年を譲り受け、その際に少年の生みの親であり、四川省綿陽市綿陽村出身だという証明をもらった。

その後少年の養母は再婚し、子供ができたこともあり少年を養えなくなったという。そのため早く少年を生みの親の元へ返したいと話した。

少年の事情を知った福建省の現地警察は、少年のDNAサンプルを採取し、全力で少年の生みの親を探すと約束した。また、少年の出生地だという四川省綿陽市の現地警察の協力も得られた。綿陽市警察によると、綿陽村という村は存在しておらず、両親と名乗る男女は偽者の可能性が高いという。

その後の調査で福建省警察は、生みの親と名乗り少年を売った女性を発見し、さらに調査を進めるという。(翻訳・編集/内山

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