Record China 2012年4月19日(木) 10時35分
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17日、黒竜江省ハルビン市で今年11月から実施される予定の大型犬飼育禁止令に関連し、世界各地の大型犬の飼育状況について、中国メディアが報じた。写真は江蘇省南京市で散歩中の犬と飼い主。
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2012年4月17日、中国広播網は、黒竜江省ハルビン市で今年11月から実施される予定の大型犬飼育禁止令に関連し、世界各地の大型犬の飼育状況について報じた。
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ハルビン市では今年11月からゴールデンリトリバー、ハスキー、ラブラドールなど体長70cm、体高50cm以上の大型犬や気性の激しい犬の飼育ができなくなる。飼育禁止となれば当然、愛犬たちは「処分」される運命となるため、飼い主たちは愛犬の首に「SOS」のマークを付けて政府や市民の理解を求めている。
その背景にあるのが、犬が人間を襲う事件の増加だ。首輪を外して散歩させる飼い主や飼育放棄などによる野犬化の問題が深刻化している。山東省済南市では、事件のあまりの多さに警察が220匹余りの犬を処分という事態となっている。
では、日本や諸外国ではどのように犬が飼われているのだろうか?日本滞在歴の長い唐(タン)さんは、「日本では犬が人を襲うという事件はほとんど聞かない」と話す。その理由は「首輪をつけるのは当たり前というマナーが浸透している」ためで、「日本人は犬を家族として扱っており、予防接種や健康診断も毎年受けさせている」と紹介した。
一方、フランスに住む万(ワン)さんは「気性の激しい犬を連れて歩く際に口輪をしていないと罰金が科せられる場合もある。大型犬については特に規制はない」と話す。犬が人を傷つけた場合は飼い主が投獄される可能性もあるため、むやみに放し飼いにする飼い主はいないという。
また、オーストラリア在住の鄒(ゾウ)さんは「マンション内でのペット飼育は禁止で、見つかれば罰金。動物を虐待すれば刑罰を受ける可能性もある」と話す。こちらも、犬による傷害事件が発生した場合、飼い主が責任を負うケースが多いため、散歩時には必ず口輪がはめられる。
これらの例からも明らかなように、飼い主の自覚は不可欠なものである。犬は人類の友達と言われるが、両者の共存を図るためには監督側と飼い主の共同の努力が必要であり、わずか1通の禁止令によって達成できるものではない。(翻訳・編集/HA)
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