中国レストランがシカゴ・ブルズのロゴに酷似の「雄牛」を商標登録、NBAが提訴―中国メディア

Record China    2012年4月19日(木) 21時7分

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19日、中国のステーキレストランがNBAシカゴ・ブルズのチームロゴに酷似したロゴマークを使用している件に関して、NBAリーグの経営者は同商標の登録を受理した商標評審委員会を相手取り、訴訟を起こした。資料写真。

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2012年4月19日、京華時報によると、中国のステーキレストラン・華[音欠]牛排がNBAシカゴ・ブルズのチームロゴに酷似したロゴマークを使用している件に関して、NBAリーグの経営者は同商標の登録を受理した商標評審委員会を相手取り、訴訟を起こした。本件は広東省東莞市第一中級裁判所で審議された。人民網日本語版が伝えた。

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原告のNBA Properties Incは1964年に設立されたNBAリーグの組織運営者。同社は「雄牛の顔はシカゴ・ブルズのチームロゴであり、NBAの公式戦および関連グッズに、商標として約30年間使用している。スポーツ関連の各業界で大きな影響力を持っている」と主張した。

2001年6月、東莞市長安華[音欠]牛排レストランは、サービス類商品に使用する「雄牛の顔」の商標登録を申請した。両者の「雄牛」が似通っていることから、NBA側は商標評審委員会に申請取り消しを求めた。

NBA側は、「雄牛の顔」は世界的に有名な商標であり、同レストランによる同ロゴの使用はNBAが商標登録を行ったシカゴ・ブルズのチームロゴの盗作であると主張。「雄牛の顔」は版権を持つ美術作品であり、同レストラン側の盗作行為は不当な手段による商標の盗用に当たるとした。

NBAの主張に対して、商標評審委員会は「NBAのチームロゴが同レストランの商標登録申請前に有名な商標になっていたとする証拠が不足しており、中国本土で先に使用され一定の影響力を持っていることも証明できない」とした。同委員会はまた、「NBA側が提出した証拠も、商標の著作権がNBA側にあることを証明できない。NBA側は、同レストランが信頼の原則にもとり、不当な手段と目的で商標登録を行ったと主張しているが、その論拠は成立しない」とし、2011年に同レストランの商標登録申請を受理した。

情報によると、市第一中級裁判所は本件について審議を行ったが、判決結果は未だ公表されていない。(編集/TF)

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