ソウルに漂う悪臭、その原因に韓国ネット「良心の問題」「日本との違いは…」

Record China    2018年6月22日(金) 8時20分

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20日、韓国・朝鮮日報は、夏のソウル都心の路地に漂う悪臭とその原因について報じた。写真はソウル。

2018年6月20日、韓国・朝鮮日報は、夏のソウル都心の路地に漂う悪臭とその原因について報じた。

記事によると、悪臭の原因は山積みのごみ。路地に並ぶ飲食店がごみ出しの規定を破って時間を問わずごみを出すため、悪臭に美観まで損ねているという。韓国の現行法上、ごみは夕方に店の前に出さなければならない。さらに廃棄物管理法に基づいて各区が条例で定めており、路地・住宅地に関しては午後6~7時、大通り・観光地は午後10時から出すことになっている。指定外の時間にごみを出した場合は10~30万ウォン(約1~3万円)の過怠料が課されるという。

しかし記事は「ソウル都心がごみ投棄取り締まりの死角地帯」になっていることを指摘している。取り締まりを担当する各区役所の人材不足が原因だという。また取り締まったとしても、商人らの苦しい生活事情を考慮して罰金ではなく勧告・案内にとどめることが多く、区役所が委託する掃除代行会社もごみを回収するだけでこれといった管理をしていないそうだ。ソウル市は「市に監督責任がある」としながらも、「ごみの投棄管理は各区の所管」との立場を示し、対策していないのが現状とのこと。

これを受け、韓国のネット上では「このソウルの姿が韓国国民の意識レベル。こんな低いレベルで先進国になろうとしているなんて」「自分の周りがきれいなら、他人の家の前は散らかっていてもいいってこと?これは商人の良心の問題だけじゃなく、管理監督ができない機関にも問題がある。商人らは自己救済策を作るべき」「国会議員をクビにしてそのお金でごみ処理担当公務員を増やせばいいこと!なんで年々担当公務員を減らすの?」「住宅地にも資源ごみや生ごみの回収箱を作ってほしい。都心を再生するにはそういうところにお金をかけるべき」「単に良心の問題。日本は1週間に2回しかごみを回収しないけど、生ごみが店舗前に出してあることはほとんどない。なぜなら決められた日の朝に出してすぐ回収されるから」など、さまざまな声が上がった。(翻訳・編集/松村)

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