政府に家政婦並みのサービスを要求する在外中国人、勝手な行動が外交問題に―中国外交部

Record China    2012年4月26日(木) 12時27分

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24日、中国外交部領事司の郭少春副司長は「素養の低い一部の人間が海外で悪いことをしでかしている。政府が何でも解決してくれると思っているようだ」と苦言を呈した。写真は豪カーティン大学の卒業式に出席した中国人留学生ら。

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2012年4月24日、中国人や中国企業が海外で事件を起こしたり、巻き込まれたりするケースが多発していることを受け、中国外交部領事司の郭少春(グオ・シャオチュン)副司長は「素養の低い一部の人間が海外で悪いことをしでかしている。政府が何でも解決してくれると思っているようだ」と述べた。25日付で南方日報が伝えた。

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同日午前、広東省広州市で開催された「海外における安全とマナー」に関するセミナーで語った。郭副司長は代表的な例として、昨年末に違法操業中の中国漁船船長が韓国海洋警察の隊員を刺殺した事件を挙げ、「黄海や東シナ海、南シナ海海域で中国漁民が時々、違法操業事件を起こし、中国と周辺国家の領有権問題に火を注いでいる。ほんの小さな漁業紛争が外交問題に発展している」と悩ましい現状を打ち明けた。

郭副司長によると、中国人が海外で自然災害や事件・事故に巻き込まれる件数は毎年平均3万件近くある。「領事館員1人が面倒を見る在外中国人の数は平均13万人。とても追いつかないというのが現状」とした上で、「一部の素養の低い人間が海外で犯罪や不道徳なことをしでかしている。困るのは政府に対する依存心が高すぎること。『タダで豪華な飯にありつこう』という心理なのか、政府に『家政婦並み』のサービスを求めてくる」と苦言を呈した。(翻訳・編集/NN)

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