Record China 2018年6月6日(水) 19時0分
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中国では俳優の「天文学的なギャラの高さ」が波紋を呼んでいる。一方で日本のタレントの報酬の低さも話題となっている。写真はファン・ビンビン。
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2018年6月5日、澎湃新聞網によると、中国では俳優の「天文学的なギャラの高さ」が波紋を呼んでいる。一方で日本のタレントの報酬の低さも話題となっている。
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中国では最近、著名コメンテーターが女優ファン・ビンビン(范冰冰)の出演料が6000万元(約10億円)だと暴露し、2種類の契約書を公開。大きな注目を集めた。国税当局が脱税などの疑いがあるとして調査を開始し、物議を醸している。
一方、記事は「日本や韓国の俳優のドラマ出演料は中国に比べて低い」と指摘。韓国ではイ・ヨンエ、チョン・ジヒョン、キム・スヒョンらのトップクラスの俳優でも、単発ドラマ1本当たりの出演料は1億ウォン(約1000万円)程度。ソン・ジュンギ、ソ・ジソブ、チョ・インソン、イ・ミンホら人気スターでも6000万ウォン(約600万円)ほどで、新人ならさらに安くなるという。
記事は「日本の俳優のギャラはさらに安い」と指摘しており、「トップ女優でも単発ドラマなら500万円前後。新人なら150万円ほどだ。比較的名前がよく知られた俳優でも数十万円、新人なら普通のサラリーマンと変わらない程度の報酬とされている」と伝えた。
その上で、中国がずば抜けて高い理由として、「制作費全体に占めるギャラの割合が、日本や韓国に比べて高いこと」を挙げ、「映画・ドラマ産業が成熟した米国や韓国では、ギャラは製作品の1~3割程度とされているが、中国では7割に達するケースもある。より重要なはずの美術や照明などに経費がさかれず、粗悪な作品が濫造されている。放送されずにお蔵入りになるドラマは年間のべ6000話に達するとも指摘されている」と伝えた。(編集・翻訳/大宮)
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