「韓国製ヘリ」フィリピン輸出なるか=韓国政府が異例の対応も、ネットからは「性能」を懸念する声

Record China    2018年6月6日(水) 13時30分

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5日、韓国・朝鮮日報によると、韓国国防部庁舎前練兵場の芝生の上に、韓国製ヘリコプター「スリオン」が着陸した。国防部の練兵場にヘリコプターが着陸するのは異例のことという。資料写真。

2018年6月5日、韓国・朝鮮日報によると、韓国国防部庁舎前練兵場の芝生の上に、韓国製ヘリコプター「スリオン」が着陸した。国防部の練兵場にヘリコプターが着陸するのは異例のことという。

記事によると、スリオンの着陸は訓練目的ではなく、最近訪韓したフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領に見せるため。ドゥテルテ大統領は昨年からスリオンに関心を寄せており、「この(訪韓)機会にスリオンの実物をぜひ見たい」と韓国政府に要請していたが、日程の関係で慶尚南道(キョンサンナムド)泗川(サチョン)市のスリオン組立工場や軍部隊には行くことができなかったという。

これを受け、韓国政府は京畿道(キョンギド)抱川(ポチョン)軍部隊のスリオン1機を国防部の練兵場に移動させた。国防部は通常隣接する在韓米軍基地のヘリポートを利用するが、今回はドゥテルテ大統領に見せるために練兵場を利用したという。

13年から27年にかけて軍事力近代化への3段階の計画を推進しているフィリピンは、韓国政府との防衛産業の協力を強化しており、韓国製軽攻撃機「FA-50」12機と、2600トン級護衛艦2隻を輸入している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「スリオンっていろいろ問題抱えてそうだけど、大丈夫か?」「欠陥だらけで改修続きなのに、外国に売ってもいいのか?詐欺じゃないのか」など、性能への疑念の声が寄せられた。

その一方で「韓国製品は性能がいいからな」「国産スリオンヘリコプターが世界市場を席巻することを期待する」など、自国製への自信と、さらなる世界展開を望む声も。

また「FA-50とスリオンのエンジンは米国製なんだよね。国産エンジンを使ってほしい」と、核心部品の早期国産化を望む声もあった。(翻訳・編集/三田)

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