2018年7月10日、海外網は、「北朝鮮に関する奇怪なニュースを流した韓国のテレビ局に韓国放送通信委員会が重い処分を決めた」と報じた。

記事によると、問題となったのはテレビ朝鮮の5月19日放送のニュース番組。北朝鮮の核実験場廃棄（同月24日）が目前に迫る中、「訪朝取材する海外の記者がビザ費用の名目で1万ドル（約110万円）を要求された」と報じたという。

記事は「この情報が流れると世間は騒然とした」とし、複数の韓国メディアから報道内容を否定する報道が出たことを指摘。国民日報が北京空港で北朝鮮に向かう記者に取材した際には、「こうした費用はなかった」との回答が寄せられたそうだ。

記事によると、9日開かれた同委員会の全体会議でテレビ朝鮮を「注意」処分とすることが決まり、賛成票を投じた委員長からは「重要な内容を報道する際は多くのルートを通じて確認すべき」との指摘が上がった。また、ある委員は「テレビ朝鮮のやり方は『客観性』規定に違反する典型的な例」との認識を示したという。（翻訳・編集/野谷）