脳波を解析して中国語繁体字をパソコン画面に表示、香港中文大学が開発に成功=障害者に朗報―香港

Record China    2012年5月3日(木) 8時14分

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29日、香港特区政府新聞網によると、人が脳に思い浮かべた中国語繁体字をパソコンの画面上に表示することができる「ブレイン・マシン・インタフェース(脳介機装置)」を香港中文大学が開発した。写真は中国語繁体字と簡体字が併記された辞書。

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2012年4月29日、香港特区政府新聞網によると、人が脳に思い浮かべた中国語繁体字をパソコンの画面上に表示することができる「ブレイン・マシン・インタフェース(脳介機装置)」を香港中文大学が開発した。新華社通信(電子版)が伝えた。

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全身麻痺など重度の運動障害により話すことができない患者にヘッドギアを装着してもらい、頭の中で自分が書きたい文字の画数を思い浮かべてもらう。その脳波を装置が読み取り、パソコン画面上に文字が表示される仕組み。変換候補も出てくるようになっている。

例えば、「こんにちは」などの短い単語は、頭に思い浮かべてからパソコンに表示されるまで3〜5分。その正確さは70%〜80%の高さを誇る。研究チームは「このシステムは口頭での会話や手話、筆談に比べれば数十倍もスピードが遅いが、外界に対して意思表示のできない重度の運動障害を持つ患者にとっては朗報といえるだろう」としている。

これに対し、香港特区政府の頼錫璋(ダニエル・ライ)最高情報責任者(CIO)は「英語の文字を表示する装置はあったが、中国語は初めて」と賛辞を送っている。(翻訳・編集/NN)

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