2012年4月30日、中国国営テレビ・中央電視台（CCTV）のニュース番組「新聞直播間（LIVE NEWS）」は、同局記者が行った北朝鮮の金日成（キム・イルソン）総合大学への単独取材の映像を放送した。5月1日付で騰訊網が伝えた。

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北朝鮮の平壌市にある金日成総合大学内でCCTVの取材が許されたのは、2カ所のみ。そのうちの1カ所、パソコン閲覧室では多くの学生が英語の文章を読んでいた。そこで、学生にインタビューするというチャンスに恵まれた。「このパソコンは世界中のインターネットにつながってるの？」と学生にたずねると「はい」。「では、君の一番好きな北朝鮮のサイトを紹介してくれるかな？」と頼むと、「できません」との答えだった。

次に取材したのはプール。屋内温水プールで、飛び込み台にはエレベーターが備え付けられているほか、大型の娯楽設備もあり、学生たちはリラックスしているように見える。そこでまた、インタビューを敢行。「このプールの使用料はいくら？」「無料です」。「この大学の学生は何人？」「1万2000人あまりです」。「そんなに多くの学生がプールに来たら大変でしょう？」「大学側の指示に従います。学生は1日1時間利用することができます」という答えが返ってきた。

この大学では学費も食費も無料だというので、学生に尋ねてみた。「今日のお昼に何を食べました？」「偉大なる将軍様が下さった肉まんとパンで、カロリーが非常に高いものです」。「パンは何個？」「1個ですが、とても大きいものです」との返事だった。（翻訳・編集/本郷）