人民網日本語版 2018年6月9日(土) 21時50分
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中国科学院南京地質古生物研究所が7日に発表した情報によると、同研究所と米バージニア工科大学による早期生命研究チームは、中国の三峡エディアカラ紀地層から付属肢を持つ後生動物の足跡を発見した。
中国科学院南京地質古生物研究所が7日に発表した情報によると、同研究所と米バージニア工科大学による早期生命研究チームは、中国の三峡エディアカラ紀地層から付属肢を持つ後生動物の足跡を発見した。これは地球上でこれまで発見された中で最も古い足跡の化石であることが証明された。中国新聞網が伝えた。
サイエンス誌の姉妹誌「Science Advances」はウェブサイトで、この科学研究成果を報じた。
同研究所の陳哲(チェン・ジャー)研究員は、「節足動物や環形動物のような付属肢を持つ左右対称の動物は、現代及び地質の歴史における最も豊富で多様な動物の代表格だ。これらの動物がいつ現れたのかは、生物学者と古生物学者が注目する問題だった」と説明した。
また、「これらの動物の祖先は今から6億3500万年前から5億4100万年前のエディアカラ紀にすでに姿を現していたと推測されていたが、エディアカラ紀地層からは確かな化石の証拠が見つかっていなかった。そのため付属肢を持つ左右対称の後生動物は今から5億4100万年前から5億1000万年前のカンブリア大爆発で突如姿を現したと判断されていた」とした。
そんななか、最近になって中国と米国の科学者は湖北省宜昌市三峡地区エディアカラ紀灯影組(今から5億5100万年前から5億4100万年前)地層から一連の足跡の化石を発見し、付属肢を持つ左右対称の動物の起源を明らかにする重要な手がかりをもたらした。
研究によると、この発見により足跡の化石の記録がエディアカラ紀まで遡ることになる。これは現在まで発見されている中で、最も古い足跡となる。この足跡を作った生物は保存もしくは発見されていないが、科学研究者は節足動物、環形動物、その祖先の可能性が高いと推測している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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