Record China 2018年8月9日(木) 12時50分
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マレーシアのマハティール首相が近々中国を訪問する予定だが、それに先駆けて日本を訪れたことに中国が注目している。写真はマハティール首相。
2018年8月8日、中国紙・参考消息(電子版)は「何があった?訪中を控え、マハティール首相がまた日本に」と題した記事を掲載した。マレーシアのマハティール首相が近々中国を訪問する予定だが、それに先駆けて日本を訪れたことに注目している。
マハティール首相は就任後、6月に東京を訪問したばかり。今回の滞在は3日間で、福岡県と大分県を訪れ、現地の高校生に演説を行うほか、大学も視察。教育や技術、輸送などの分野で両国関係を深めることが目的とされる。
マハティール首相といえば、日本の成功に高い関心を寄せて「ルックイースト(東方)政策」を実施した人物。中国現代国際関係研究院南アジア東南アジア・太平洋研究所の駱永昆(ルオ・ヨンクン)氏は、「日本を重要視するのはマハティール首相の政治的特徴の一端だ」と指摘。「現在、マレーシアを西アジアにおける第3の国産車を持つ国にしようとしており、日本から技術的な支援を取り付けたいという意図もある」とした。
ただ、記事は「マハティール首相は中国との関係やその経済構想・一帯一路を重視していると表明している。マレーシア政府は日本訪問は非公式なものだと強調しており、中国にあらぬ疑念を生じさせないように配慮している」とも論じた。
駱氏は「かつてのルックイーストの『東方』は日本と韓国だけを示していたが、現在の新ルックイーストでは中国も含むようになった」と指摘し、「マレーシアは中国との間で良好な関係を維持したい姿勢を強くしており、そうした意思表明は随所に見られる」と話している。(翻訳・編集/岡田)
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