過熱する金ブーム、香港からは7倍増―中国

Record China    2012年5月13日(日) 12時49分

拡大

9日、香港政府統計処がこのほど発表したデータによると、今年第1四半期(1−3月)に香港から中国本土に流入した金の総量は13万5529キロに上り、昨年同期の1万9729キロの約7倍に増加した。写真は河南省鄭州市の宝石店。

(1 / 4 枚)

2012年5月9日、中国経済網によると、香港政府統計処がこのほど発表したデータから、今年第1四半期(1−3月)に香港から中国本土に流入した金の総量は13万5529キロに上り、昨年同期の1万9729キロの約7倍に増加したことが分かった。3月は6万2907キロで前月比59%の増加だった。ここから中国がまもなくインドを抜いて世界最大の金消費市場になろうとしている最新の情勢が読みとれるという。人民網日本語版が伝えた。

その他の写真

中国の金消費ニーズを急増させた主な原因は、政府が不動産への調整コントロールを強めたことを受けて、投機資金の一部が金市場に流れ込んだことにある。また超低金利政策がもたらした物価上昇も、金投資が中国国民の資産価値維持のための重要なツールとなるのに一役買った。ワールドゴールドカウンシルの予測によると、中国は今年、インドを抜いて世界一の金消費市場になる見込みだ。昨年のインドの金消費・投資ニーズは933.4トン、中国は769.8トンだった。

ブルームバーグによると、金消費の急増から中国経済の富裕ぶりがうかがえる。世界銀行が発表したデータによると、2000年以降、中国の1人当たり平均国内総生産(GDP)は2倍以上に増加した。中国はまもなくインドを抜いて世界最大の金消費国になるとみられる。今でも中国はすでに世界一の鉄鋼生産国であり、世界一の銅消費国でもある。(編集/TF)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携