Record China 2012年5月17日(木) 10時19分
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13日、日本の華字紙は「留学は中国人学生の国際化にとって必要な調整期間」と論じた記事を掲載した。写真は3月、江蘇省南京市で開催された留学フェア。
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2012年5月13日、華字紙・日本新華僑報は「留学は中国人学生の国際化にとって必要な調整期間」と論じた記事を掲載した。
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2011年11月〜2012年3月、海外に進出している日系企業が日本の大学生と中国人留学生を対象に実施した調査によると、「外国とのコミュニケーション能力」「健康状態」「新しい環境への適応力」「精神的ダメージを受けた時の回復力」など複数の項目で、中国人留学生の方が日本人学生より優れていた。
海外に目を向ける日本企業が増えるに従い、新入社員に国際的な人材を求める風潮が高まっている。これまでは中国人留学生を採用する企業が圧倒的だったが、今年に入ってからはインドや東南アジア全域にも範囲が広がっているようだ。だが、中国人留学生が自らの優位な立場を失ったわけではない。
中国人留学生は日本の大学生と比べ、自立心が養われている。異国の地でアルバイトをしながら学費や生活費を稼ぎ、学業と両立させるという大変な状況を乗り越えてきているからだ。これに比べ、最近の日本では留学を希望する学生がどんどん減っているという。
日本の大学生に欠けている競争心や覇気。これが中国人留学生の最大のアピールポイントだ。中国人留学生を教えたことのある大学教授に聞くと、彼らのイメージは向上心が高く努力家で快活といった答えが返ってくるが、日本の大学生は気が利かず、内気で向上心がないというイメージが強い。
だが、これだけの長所を備える中国人留学生も国際化の概念はまだ薄いようだ。現地社会に溶け込まず、余暇の時間は中国人同士で固まったり、1人で自宅にこもりネットゲームに没頭したりといった過ごし方をしている。一方で、日本の大学生はサークル活動や合コンなどかなり社交的。中国人学生も留学時代にもう少し社交性を身に付けるべきだろう。
中国人留学生のほとんどは自らの未来はバラ色だと信じ、卒業後も日本に残って7〜10年は働きたいと考えている。だが、日本企業側の求める人材は年々レベルが上がっており、もはや数カ国語が話せるだけでは通用しなくなっている。留学とは何か?その意義をいま一度考え直すことが急務になっているようだ。(翻訳・編集/NN)
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