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2007年2月24日吉林省長春市で、一家6人が殺害される凶悪犯罪が起こった。公安局の緻密な捜査活動で、数時間後には犯人逮捕、そして事件発覚から約14時間後には、犯人は殺害を認めた。その犯人だが、定職に就かず家族と喧嘩ばかりしていた、三男だった。
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2007年2月26日、吉林省長春市公安局は14時間に及ぶ緻密な捜査により、みごと一家6人殺人事件の凶悪犯を逮捕した。
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この殺人事件は、2007年2月24日に発生した。この日の午後4時38分、村民からの通報を受けた警官が、事件現場となった朱園子村の董長青(ドン・チャンチン)さん宅へと駆けつけ、6人の遺体を発見した。警察はその遺体を董長青さんと妻、そして長男、長女、次女と同居している姪の6人で、全員が董さん宅で殺害されたと断定した。その後、行方不明となった三男の存在が浮上したため、警察は董さん宅での待機を決定し、三男の帰りを待つことにした。そして2月25日の午前2時ごろ、帰宅した三男をその場で警官たちに取り押さえられた。
約3時間の取調べが続いた午前5時ごろ、容疑者の三男・董カンは、犯行を全面的に認めた。今年29歳になる董カンだが、中学校を卒業後定職に就くこともなく、遊んでばかりだったという。そのため家族から、非難を浴びていたようだ。犯行を起こした24日は父親と口論になり、その恨みが発端となって一家6人を殺害したという。警察は現在、詳しい状況について取調べを続けている。(編集・饒波貴子)
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