麻薬使用者155万人に、特殊部隊が取り締まり強化―中国

Record China    2012年5月19日(土) 9時38分

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16日、ドイツ紙はこのほど、中国でまん延する麻薬の状況とこれを取り締まる特殊部隊について伝えた。写真は山東省太原市の麻薬更生施設。

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2012年5月16日、環球時報によると、ドイツ紙ディ・ヴェルトは14日、中国でまん延する麻薬の状況とこれを取り締まる特殊部隊について伝えた。

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中国はいまや、麻薬密売者の経由地区としてだけでなく、麻薬の消費大国でもある。11年の報告によると、中国の麻薬使用者は155万人で、10年より21万4000人も増加している。一人っ子政策の影響で甘やかされて育った若者は麻薬に手を染め易く、中国の麻薬使用者は年々若年化している。

こうした状況に対し、政府はこれまでに全国に麻薬更生施設を53カ所建設し、麻薬使用者の健康回復に力を注いでいる。現在、麻薬使用者35万人が政府や医院の監督の下で生活している。

一方、中国政府は麻薬の密売人や運搬人の取り締まりにも多大な努力を続けている。1982年に麻薬取り締まり特殊部隊を設立してからすでに30年が経過しており、隊員数2万4000人の規模にまで拡大している。そのうち、ミャンマーやラオスなどと国境を接する雲南省には3000人が配置されており、これまでに検挙した麻薬密売人は同省だけで32万人、押収物はアヘン200トン、実験室用薬物1000トンに上る。武装グループとの衝突などで、これまでに隊員40人以上が犠牲になり、360人が負傷した。(翻訳・編集/HA)

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