幼稚園に孫を迎えに行ったおじいちゃん、違う子を連れ帰り病院で注射までさせる―中国

Record China    2018年6月14日(木) 22時40分

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13日、観察者網によると、幼稚園に孫を迎えに行ったおじいさんが、間違えて自分の孫ではない子どもを連れ帰ってしまう騒動があった。資料写真。

2018年6月13日、観察者網によると、幼稚園に孫を迎えに行ったおじいさんが、間違えて自分の孫ではない子どもを連れ帰ってしまう騒動があった。

8日、貴州省貴陽市中曹司にある幼稚園の防犯カメラに、1人のおじいさんが教室に入って行き、数分後に子どもを連れて出て行く様子が映っていた。連れ出されたのは宏宇(ホンユー)くん。しかし、このおじいさんは宏宇くんのおじいさんではなかった。

宏宇くんの叔母によると、知らないおじいさんに連れられた後、4時間経ってから無事戻ってきたが、その間に病院で注射までさせられていたという。なぜおじいさんはよその子どもを連れて行ってしまい、宏宇くんも見知らぬおじいさんについて行ってしまったのか。

宏宇くんの母親は、「先生に原因を聞いたら、息子は『おじいちゃん!』と叫んだようでした。でも、この子のおじいさんは別の県にいるんです。おじいさんが迎えに来るわけはありません」と話している。両親が最も気にしているのは病院で注射を受けさせられたことで、宏宇くんは、「おじいちゃんが僕は風邪を引いているから注射しないといけないと言った」と説明している。

おじいさんによる「連れ去り」が発覚すると大騒ぎとなり、SNSのグループチャットに宏宇くんの名前とおじいさんの写真が掲載され、あちこちに転載された。すると、これを見たおじいさんの本当の孫・宏瑞(ホンルイ)くんの父親が「これは私の父さんじゃないか!」とびっくり。宏瑞くんの父親は、「父に宏瑞を幼稚園まで迎えに行くよう頼んだ。一昨日に田舎から出てきたばかりだったので、孫がよく分からなかったようだ」と語っている。

記事によると、宏瑞くんと宏宇くんは同じクラスで見た目も似ており、名前も漢字1文字の違い。幼稚園側も確認を怠り、教諭が宏宇くんに「この人は?」と聞くと「おじいちゃん!」と答えたため引き渡してしまったという。園長は「園児のお迎えには、教諭が迎えに来た人を確認し、知らない人の場合は子どもにこの人が誰かを尋ねた上で、保護者に電話して確認をすることになっていたが、電話での確認を怠った」と説明。また、その後でさすがに何かおかしいと思った宏宇くんが話しかけたが、おじいさんは「耳が遠いから子どもが何を言っているかよく分からなかった」という。

最終的に宏宇くんは無事に戻って来たが、宏瑞くんの両親も幼稚園側も非を認めており、宏瑞くんの両親は、不必要な注射を受けた宏宇くんの検査費用を負担すると話しているという。(翻訳・編集/山中)

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