フライメディア 2018年6月20日(水) 18時50分
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4月28日にオープンした、アリババ直営のニューリテール(新小売)のショッピングモール「親橙里(チンチェンリー)」を体験。
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この親橙里は、アリババが提唱しているニューリテール戦略(ECとリアル店舗の融合)を導入しているモールで、杭州で通称「アリババ区」と呼ばれるエリアにオープンしている。
モールはアリババ本社に隣接していて、そのうえアリババ社員が入居するマンションに囲まれている。実際に利用者の大半が周辺に居住するアリババ関係者。
関係者がみずから体験することで、さらにユーザー目線からのサービスを開発していく狙いもあるのだろうと言われている。もちろん、一般の利用も可能だ。
親橙里は、総面積が4万平方メートルで、地下2階、地上5階建てのモール。中国の多くのモールがそうであるように、フロアは吹き抜け設計で、広々とした空間と白を基調としているためか、清潔感も感じる。
目玉はもちろん、話題の「淘宝心選」、「天猫精霊生活館」や「天猫国際」などで、他モールにはない、ユニークなサービスや最先端技術を導入していることで人気を集めている。
「天猫精霊生活館」では、AIスピーカーを活用した体験ができたり、X-Spaceと呼ばれる空間もあり、臨場感あふれる体験が楽しめる。X-Spaceは、密室内で、最先端技術を体感でき、その空間にいる数分は非日常体験ができるので、若者を中心に人気があり、行列ができていた。
スマートスピーカーに関心をよせる家族連れも多く訪れていて、近い将来、「こうなるだろう」と予測される、最先端技術を活用したライフスタイルのあり方に興味津々のようだった。
「淘宝心選」でもホームリビングやライフスタイルに関する商品が並んでいたが、セレクトされていて、おしゃれなデザインのものが多く、ついつい商品を手にとってしまう。
支払いは自動レジで、スマホのアプリ決済。最初はその操作にとまどうが、慣れてくると、いとも簡単に支払いが完了し、便利さを実感できる。もちろん、付近にはスタッフが待機しているので、まごついていると、すぐに来てサポートしてくれる。
モールを利用してみて一番驚くことは、話題となっている店舗以外に、モール内のいたるところに最新技術を駆使したサービスがおかれているところだ。
例えば、等身大のバーチャル試着サービスがエレベーターホールや店頭に設置されていたり、トイレ前のホールなどにユーザーごとに異なる広告を表示するスクリーンなどがあったりと、遊びごころ満載で、ワクワクするスポットが多い。
大人も子どもも楽しめる体験型モールなので、杭州観光に訪れたときには、時間をつくって立ち寄りたい。
観光で見る景色とは、また違った中国の一面を垣間見ることができるはずだ。(提供/フライメディア)
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