<続報>19歳少年殺害事件、連続不明事件に発展=失踪者は17人に―雲南省昆明市

Record China    2012年5月21日(月) 17時51分

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21日、中国内陸部の雲南省昆明市晋寧県で複数の住民が行方不明となり、うち1人の殺害が発覚した事件について、不明者の数が17人に達した。写真は昆明市郊外。

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2012年5月21日、中国内陸部の雲南省昆明市晋寧県で複数の住民が行方不明となり、うち1人の殺害が発覚した事件について、不明者の数が17人に達した。東方ネットの報道。

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昆明市郊外の同県では、以前から同じ場所の同じ時間帯で複数の失踪者が出ていることについて、地元警察に通報が寄せられていた。しかし、いずれも事件性を特定できる要素がなかったため、とくに刑事事件として立件されることもなかった。それが一転したのが今月7日のこと。県内在住の56歳の男、張永明(ジャン・ヨンミン)がある少年の殺害容疑で当局に連行された。この男が連続失踪事件に関与しているものとして一気に注目を集めている。昆明市と晋寧県では今月3日に専門チームを立ち上げ、捜査を急いでいる。

被害者の少年は19歳の大学生。先月25日より行方不明となっており、張の自宅からは少年の携帯電話や銀行カード、身分証などが押収されている。現在、張の自宅や周辺の畑は封鎖され、多数の押収物が運び出されているが、それを見物していた住民からは「明らかに人骨とわかるものが見えた」との証言もある。

当初、5人とされていた不明者は17人に。12歳の少年1人を除き、いずれも16歳以上で、最高齢は80歳。いずれも張の自宅のすぐ近くで行方が分からなくなっている。しかし、失踪現場はかなり人通りのある場所だ。不明者家族らのほとんどは、不明者について「家出するような原因が思い当たらない」とし、金品も特に持たず、人間関係でのトラブルもなかったという。

張永明は1974年、15歳の時に人を刺して鑑別所入り。1978年には殺人で逮捕され、のちに無期懲役の判決を受けていた。1997年に出所すると故郷の晋寧県に戻り、畑仕事をして暮らしていたという。近所とのつきあいは一切なく、2011年暮れには夜道で少年を襲う騒ぎを起こしていた。(翻訳・編集/愛玉)

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