10年後、中国はかつてないほど恐ろしい難題に直面する―英紙

Record China    2012年5月23日(水) 5時22分

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20日、英紙タイムズの総括論説委員、アナトール・カレツキー氏は、中国は10年後、かつてないほど恐ろしい難題に直面すると論じた。写真は中国の高齢者。

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2012年5月20日、英紙タイムズの総括論説委員、アナトール・カレツキー氏は、中国は10年後、かつてないほど恐ろしい難題に直面すると論じた。中国紙・参考消息が伝えた。

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カレツキー氏は「ある意味、中国はもはや世界で最も重要な経済大国にのし上がった」としながらも、「今後は経済、政治、社会保障が抱える難題を克服する必要がある」と説く。今の中国には数多くの高層ビルや高速道路があり、地下鉄や高速列車も走っている。だが、中国はいまだに貧困国だ。国内総生産(GDP)の数値は巨大だが、1人当たり平均ではロシアやブラジル、メキシコにも及ばない。中国がGDPで米国を抜き世界一の経済大国となっても、1人当たりの平均収入は米国人のわずか4分の1にとどまるだろう。

同氏は「経済の発展に伴い、政治を専制から民主へと徐々に移行させた方がよいという考えは間違っていることを中国は証明した」と指摘する。中国とインドを例にとると、民主は経済発展に不利だということが分かるという。1990年以降、中国では約3万マイル(約4万8280km)もの高速道路が作られたのに対し、インドはわずか300マイル(約482km)。中国は何事も決定までの道のりが短いが、インドは数年から数十年はかかるからだ。

では、中国が10年後に直面する最も恐ろしい難題とは?「それは、一人っ子政策が引き起こす人口の高齢化だ」と同氏。そして、それに追い打ちをかけるように政治と経済の矛盾も今よりさらに深刻になっていると警鐘を鳴らしている。(翻訳・編集/NN)

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