北朝鮮との国境で脱北者に対する集中取り締まりを開始、10月までの5カ月間―中国

Record China    2012年5月24日(木) 18時28分

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23日、北朝鮮と豆満江(中国名:図們江)を挟んで向かい合う中国吉林省延辺朝鮮族自治州で今月15日から、北朝鮮からの脱北者の集中取り締まりを始めていることが分かった。写真は中朝国境を流れる豆満江。

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2012年5月23日、北朝鮮と豆満江(中国名:図們江)を挟んで向かい合う中国吉林省延辺朝鮮族自治州で今月15日から、北朝鮮からの脱北者の集中取り締まりを始めていることが分かった。中国新聞網が伝えた。

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同州公安局が同日、発表したところによると、5月15日から10月15日までの5カ月間、不法滞在、不法就労、不法入国のいわゆる「三非」外国人に対する集中取り締まりが行われている。

同局の李永学(リー・ヨンシュエ)出入境管理所長は「同州は国境に近いという特殊な事情を抱えているため、頻繁に一部の『三非』外国人が密航してくる」と説明。脱北者を対象にしたものであることを暗に示唆した。

その上で、「毅然とした態度でこうした『三非』外国人の撲滅に乗り出す」と決意を語っている。同州では3月にも、龍井市三合村の各家庭にボタン1つで警察に通報できる「脱北者通報装置」が設置されたと韓国メディアが伝えている。

脱北者問題をめぐっては、北朝鮮への強制送還を実施する中国に対し、国際社会から「非人道的だ」と非難が集中している。2月に国連欧州本部で開かれた人権理事会の閣僚級会合では、韓国外交通商省のキム・ボンヒョン調整官が「強制送還された後の危険な境遇」を紹介、暗に中国を批判する内容の演説を行っている。(翻訳・編集/NN)

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