Record China 2012年5月25日(金) 14時4分
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24日、中国広東省仏山市の大手醤油メーカーが原材料に発がん性のある工業用塩を使用していたとして摘発されていたことが分かった。写真は中国のスーパーの調味料売り場。
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2012年5月24日、中国広東省仏山市の大手醤油メーカーが原材料に発がん性のある工業用塩を使用していたとして摘発されていたことが分かった。福建省のニュースサイト・東南網が伝えた。
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今年3月31日に受けた市民からの通報がきっかけだった。同市高明区楊和鎮にある大手醤油メーカーに深夜、こっそりと工業用塩を溶かした液体40tが運び込まれたというもの。この液体が醤油の原材料に使われているのではないかとの疑いが持たれた。
当局が早速、調査に乗り出したところ、このメーカーがすでにこうした工業用塩水を760t以上も仕入れていたことが判明した。捜査官が現場に急行し、工場の倉庫にあった出荷前の商品1000箱余りを没収、地下と屋外の貯水池からもサンプルを採取した。
仏山市高明区政府によると、原材料に工業用塩が使われた可能性のある商品65箱がすでに市場に出回っている。メーカー側もコスト削減のため、工業用塩であることを知っていながら使用したことを認めている。
この工業用塩とは亜硝酸塩のことで、白色不透明の結晶体。ハムやベーコンなどに食品添加物として使われている。毒性は比較的強く、0.3〜0.5グラム摂取すると中毒症状を起こし、3グラムほどの摂取で死に至る。妊婦が摂取すると胎児に奇形などの影響が生じる可能性も高い。体内で発がん性物質を生成する。(翻訳・編集/NN)
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