Record China 2012年5月27日(日) 9時54分
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26日、中国誌「瞭望」はこのほど、農村学生の給食で食品安全事件が頻発している問題を取り上げた。業者が料金を中抜きし、そのしわ寄せで食品安全がおろそかにされているとの指摘もある。写真は3月、給食後に食中毒症状を示し治療を受けた貴州省の小学生86人。
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2012年5月26日、中国誌「瞭望」はこのほど、農村学生の給食で食品安全事件が頻発している問題を取り上げた。
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農村学生の栄養状況を改善するべく、中国では「栄養餐」と呼ばれる給食補助金が導入された。しかし雲南省では小学生200人以上の集団食中毒事件が起きるなど、食品安全事件が相次ぎ、注目を集めている。
問題は国の補助金が正しく活用されていないためだと指摘されている。広西チワン族自治区のある学校では、生徒1人当たり1食3元(約38円)の補助金が支給されているが、その3分の1を業者がピンハネ。足りないお金のしわ寄せで食中毒が起きている可能性が指摘されている。
給食業者の入札などで透明性が確保されていないことが汚職構造につながっているとの声もあり、制度の改善が望まれる。21世紀教育研究院の楊東平(ヤン・ドンピン)院長は資金を監視する専門委員会を設立するべきと提唱した。(翻訳・編集/KT)
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