2030年の世界を考える3つのトレンド=中産階級の台頭、資源の不足、世界の多元化―北京市

Record China    2012年5月28日(月) 7時23分

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25日、北京市で外交学院と欧州連合(EU)安全問題研究所が共同主催する世界趨勢2030国際学術シンポジウムが開催され、報告書「世界発展趨勢2030=相互連携する多中心世界の市民」が発表された。写真は5月、北京東方広場。アウディの街頭広告。

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2012年5月25日、北京市で外交学院と欧州連合(EU)安全問題研究所が共同主催する世界趨勢2030国際学術シンポジウムが開催され、報告書「世界発展趨勢2030=相互連携する多中心世界の市民」が発表された。26日、人民網が伝えた。

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同報告書は30年の世界に存在するであろう3つのトレンドを指摘している。第1のトレンドは個人の能力が大きく成長するということ。全世界の中産階級の台頭が予想されている。中国の場合、全人口の80〜85%が中産階級になるという。

第2のトレンドは資源の不足、貧困、環境問題など持続可能な発展に関する問題だという。途上国の経済成長、アジアとラテンアメリカへの世界経済の中心の移行、欧米と東アジアの高齢化、アフリカと東南アジアの人口爆発などが問題となる。

第3のトレンドは世界の多元化だ。一つの大国に権力が集中することはなくなり、米国、EU、中国、インド、ブラジルなど複数の国家が力を持つようになる。また都市や非政府組織などの国家以外の組織も力を持つようになるという。(翻訳・編集/KT)

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