「東京スカイツリー」は日本復活の象徴になるか?未曾有の期待をかける日本人―華字紙

Record China    2012年5月30日(水) 12時19分

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5月、世界一高い電波塔、「東京スカイツリー」の開業を受け、日本中がお祭りムードに包まれる中、日本の華字紙が「スカイツリー・ブームは日本社会の心理を映し出している」と論じた。写真は東京スカイツリー。

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2012年5月、世界一高い電波塔、「東京スカイツリー」の開業を受け、日本中がお祭りムードに包まれる中、華字紙・中文導報は「スカイツリー・ブームは日本社会の心理を映し出している」と論じた。以下はその内容。

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高さ634mを誇る東京の新しい電波塔、「東京スカイツリー」が22日、鳴り物入りでオープンした。暗く沈んだ空気に包まれていた日本にとって、久々の明るい話題といえよう。なにしろ日本は長い間、デフレの泥沼と消費低迷に陥っていたのだ。このスカイツリーの誕生とその経済効果に未曾有の期待がかけられるのも不思議ではない。日本社会にとっては希望の星。まさに「溺れる者わらをもつかむ」といった心境だろう。

1958年に建てられた東京タワーが日本の戦後の高度経済成長の象徴だとしよう。では、この世界一高い東京スカイツリーは日本が深い谷底から這い上がる新たな象徴になり得るのだろうか?いずれにしろ、このスカイツリー・ブームは日本社会の心理を赤裸々に映し出しているといえる。

ライフネット生命保険が昨年行ったスカイツリーに関する調査では、日本が「世界一」の電波塔を建設することに6割以上が「心躍る」、7割以上が「ぜひ行きたい」と回答している。「日本の技術力に誇りを感じる」と答えた人は61.5%、「『観光立国』のシンボルになる」は38.5%、「久しぶりの明るい話題」は36.8%、「経済効果が期待できる」は31.7%。特に男性のワクワク度が高かった。

東京タワーの完成(1958年)からスカイツリーの着工(2008年)まで、日本は高度経済成長からバブル崩壊、デフレ、スタグフレーションという50年を過ごした。では、スカイツリー完成から50年後の日本経済について、日本人が心配していることは何か?「年金」が7割以上で最多、これに「高齢化」「失業率」「消費税率」「少子化」が続いた。

この「世界一」のスカイツリーは果たして日本の復活を象徴するのか、それとも日本の時代の終わりを意味するのか?答えが出るのはもう少し後になりそうだ。(翻訳・編集/NN)

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