「米国への忠誠」尽くすため、軍入隊を希望する中国系の若者が増加中―米華字紙

Record China    2012年5月30日(水) 17時53分

拡大

29日、米軍に入隊し、「米国への忠誠」を誓う中国系住民が年々増加している。士官学校の厳しい訓練に耐えられるのも、「米国に尽くすことが人生最高の栄誉」だと感じているからだという。写真は中国・北京で行われた少年軍事学校の成果発表会。

(1 / 8 枚)

2012年5月29日、米華字紙・世界日報は、米軍に入隊し、「米国への忠誠」を誓う中国系住民が年々増加していると報じた。士官学校の厳しい訓練に耐えられるのも、「米国に尽くすことが人生最高の栄誉」だと感じているからだという。中国新聞網が伝えた。

その他の写真

26日に行われた米陸軍士官学校の卒業式で、3人の中国系卒業生がそれぞれの思いを語った。予備役将校訓練課程(ROTC)を経て、晴れて同校への入学を果たした張凱恒(ジャン・カイホン)さんは「ウェストポイント(同校の通称)での4年間はチャレンジの連続だった」と振り返る。軍人になることに対しても「どんなに大変でも苦とは思わない」と前向きだ。士官学校での卒業後はバージニア州の歩兵部隊に所属する予定だという。

また、台湾生まれで子どもの頃に両親とともに米国へ移り住んだという苑●(ユエン・ジュン/●=金偏に「均」のつくり)さんも、多くのチャンスを与えてくれた米国に貢献したいという思いから同校に進学した。「訓練は死ぬかと思うほど苦しかったが、とても得難い経験をした。誇りに思う」と話す。卒業後はキングス・カレッジ・ロンドン(KCL)の付属研究所で中国研究を行う予定。いずれ米中関係の外交業務に就きたいとしている。

ニューヨークで生まれ育った銭森(チエン・セン)さんも、軍への入隊が米国に貢献する近道だと考えて同校への進学を決意。「在学中の4年間はまったく苦にならなかった。一生の仲間ができたことが何よりの財産」と胸を張る。卒業後はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の修士課程に進学し、将来は軍務に就く予定だとしている。(翻訳・編集/岡田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携