建設現場で偶然発見された墓跡、前漢・後漢の銅銭や壺が相次ぎ出土―山東省

Record China    2012年6月2日(土) 9時23分

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30日、中国・山東省の建設現場で発見された墓跡の発掘作業が進められていた。遺跡全体の発掘作業はあと半月ほど必要だという。

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2012年5月30日、中国・山東省シ博市(シ=さんずいに上がまがりがわで下が田)張店区の建設現場で発見された墓跡の発掘作業が進められていた。魯中晨報が伝えた。

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既に発掘が完了している6個の墓のうち、5個が後漢(25〜220年)のもので、1個が前漢(紀元前202〜8年)のものと思われる。これまでに26枚の銅銭と8個の壺、2個の銅製の鏡、1個の銅製のかんざしが出土している。

前漢のものと思われる墓跡から見つかった人骨には辰砂(しんさ)が付着していた。防腐作用のある辰砂が塗られた人骨は少なくないが、同市では珍しいという。また、この人骨の配置がバラバラになっていたため、専門家は一度ほかの場所で埋葬され、その後何らかの理由で現在地へ移動したとみている。また隣接するように墓跡があったため、夫婦もしくは家族の墓ではないかと考えられている。

さらに、発掘が完了した6個のいずれの墓よりも大きい、墓までの道が作られている墓跡も見つかった。遺跡全体の発掘作業はあと半月ほど必要だという。(翻訳・編集/内山

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